本殿は1本の大ケヤキで作られた三間社流造で、彫刻の総数は74体にもなります。
建築・彫刻の数と主題の多様さは九州地区でも屈指のものであり、稀少な存在であるだけでなく、全国的にも貴重であると高い評価を受けております。
中国の故事逸話や仙人を題材とした人物彫刻
龍・麒麟・唐獅子・海馬・象・虎・猿・鼠
内、想像上の動物は4種類(龍・麒麟・唐獅子・海馬)
(主題に添えられた馬・牛を加えると10種類)
鳳凰・山鵲・鶴・鷹・山鳥・雁・鴫・白鷺の8種で
鳳凰を除いてはすべて実在する鳥
桐・牡丹・菊・杜若・枇杷・蕪
(主題に配された松・沢瀉・水葵・柏・竹・笹・桃を加えると13種類)
雲・水(波)・風・岩・土坡など
この中でも、海馬と龍は4体あり、他社にはない最高の彫刻と話題になっております。